目次
概要
このページではローカルリポジトリの作成方法を説明します。
リポジトリとは、ソースコードの保管先です。
ローカルリポジトリは、Macに作成するソースコードの保管先を指します。
リポジトリの実体はディレクトリ（フォルダ）です。
Gitはリポジトリの中のソースコードの更新を管理するソフトウェアです。
リポジトリはアプリケーションやプロジェクト単位で作成します。
今回はGitの学習用リポジトリ『learning-git』を作成する手順を説明します。
環境
| モデル | MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018) |
| プロセッサ | 1.6 GHz デュアルコアIntel Core i5 |
| グラフィックス | Intel UHD Graphics 617 1536 MB |
| メモリ | 8 GB 2133 MHz LPDDR3 |
| MacOS | Ventura 13.3.1 |
手順
ローカルリポジトリ用のディレクトリを作成
ローカルリポジトリに使用するディレクトリを作成します。
カレントディレクトリを、作成したディレクトリに変更します。
~ % mkdir learning-git
~ % cd learning-git
learning-git % pwd
/Users/siba/learning-gitローカルリポジトリの作成 – git init
作成したディレクトリで『git init』を実行します。
『git init』を実行することで、ディレクトリはローカルリポジトリとなります。
learning-git % git init
hint: Using 'master' as the name for the initial branch. This default branch name
hint: is subject to change. To configure the initial branch name to use in all
hint: of your new repositories, which will suppress this warning, call:
hint:
hint: git config --global init.defaultBranch <name>
hint:
hint: Names commonly chosen instead of 'master' are 'main', 'trunk' and
hint: 'development'. The just-created branch can be renamed via this command:
hint:
hint: git branch -m <name>
Initialized empty Git repository in /Users/siba/learning-git/.git/『git init』を実行すると、上記のように Hint と書かれたメッセージが表示されることがあります。
これはデフォルトのブランチ名を『master』から『main』や『trunk』などに変更するようにと言っています。
ここは言う通り、デフォルトのブランチ名を変更しておきましょう。
learning-git % git config --global init.defaultBranch main .git の中身を確認する
『git init』を実行したディレクトリには『.git』という隠しディレクトリが作成されます。
全ての説明は割愛しますが objects がリポジトリの本体です。
ここにはスナップショット（圧縮ファイル）・ツリーファイル・コミットファイルなど置かれます。
learning-git % ls -a
. .. .git
learning-git % ls -a .git
. HEAD description info refs
.. config hooks objects
learning-git % おしまい
このようにローカルリポジトリの作成は『git init』を実行するだけです。
Macなどのローカル環境にあるローカルリポジトリに対して、GitHubなどはリモートリポジトリと呼びます。
